森ノ宮医療大学教育後援会協賛のもと、７月20日（木）にオンラインによる就職説明会、7月24日（月）にキャリアガイダンス、対面による就職説明会を開催しました。

今回のキャリアガイダンスでは、履歴書作成のポイント、面接を受ける際の注意事項についてお話させていただきました。

臨床工学科が初めて卒業生を輩出した2年前は既にコロナ禍であったため、過去2度の就職説明会はオンラインで実施してきましたが、今年度初めてハイブリッドを試み、オンラインには関西圏外の大規模病院を含む8施設、対面には公的、民間の大規模病院（地方独立行政法人大阪府立病院機構、社会医療法人愛仁会など）12施設に参加いただくことが出来ました。

臨床工学技士業界には大学の就職説明会というものが浸透しておらず、初年度の参加は6施設でした。先生方のこれまでのご尽力のおかげもありますが、今回参加いただいた20施設のうち14施設（70％）に本学卒業生が在籍していることから、卒業生の努力が次の世代の就職へと繋がっていることを実感しています。

終了後のアンケートでは、多くの施設から好意的なご意見をいただいた一方、一部の施設からは開催方法についてのご指摘もいただきましたので、来年度に向けて改善すべき点を検討していきたいと思います。

臨床工学技士には、医療機器についての専門的知識や技術だけでなく、患者様や多職種と連携するためのコミュニケーション能力が求められています。医師のタスクシフトが始まった今、これまで以上にその能力が求められることになると思います。今回の就職説明会が、病院を知る以外に、臨床工学技士としての役割やその責任について改めて考える機会になっていることを期待しつつ、今後の就職活動をサポートしていきます。